2020年10月9日金曜日

ユーザの操作を自動で記録する。

ヘルプデスク等でパソコンの問題の問い合わせ対応を行うようなときに、ユーザのITリテラシや双方のコミュニケーション能力等の問題でなかなか問題発生時の具体的な再現操作が分からないことがある。

そもそもユーザにあまり細かいところまで文書で送付する様に求めることが力関係的に難しかったりする場合もある。

また、ユーザの立場からしても正確に操作を伝える文章を書くのは手もかかるし面倒でもある。そんな時に操作を画面キャプチャ付きで自動記録してくれるツールが実はWindowsではデフォルトで用意されている。

Windowsキーかスタートボタンを押してアプリのメニューを開いた状態で「ステップ記録ツール」とインプットしてみると同名のアプリが表示されるので、起動してみよう。

使い方は簡単。

「記録の開始」ボタンを押すとそれ以降の操作が自動的に画面キャプチャ付きで記録され、「記録の停止」ボタンを押せば記録結果のプレビュー画面。
その画面で「保存」でzip圧縮済みの.mhtファイルとして保存される。

※mhtとは元となるHTML文書と、それからリンクされる画像や動画などのリソースを1つのデータとしてまとめるフォーマット。ヘルプファイルなどに使われる.chm=コンパイル済みhtmlと混同していたが形式としては異なるらしい。

閲覧するときは解凍して.mhtファイルを開けばOKである。

注意点としてデフォルトでは1回の記録で最後の25枚までしか画面キャプチャが保存されないこと。

結果あまりに長い手順だと最初の方の画像が記録されていない状態となる。

26枚以上の画面キャプチャが必要な操作を記録するときは、あらかじめ「?」マークの設定を開き「保存する最新の取り込みが増数(N):」を大きい数字に変えておけば良い。



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