ファイルやディレクトリのコピーには、Windowsに標準搭載されているxcopyコマンドが広く使われていますが、robocopy(Robust File Copy)コマンドの方が多機能で効率的です。この記事では、xcopyとrobocopyの違いと実際のコマンド例を交えて解説します。
1.xcopyとrobocopyの違い
xcopyは、基本的なファイルやディレクトリのコピーを行うためのコマンドです。しかし、大量のファイルやディレクトリ構造をコピーする際には、robocopyがより高いパフォーマンスを発揮します。
robocopyは、次のような特徴があります。
・大量のファイルやディレクトリのコピーに対応(xcopyでも可)
・ネットワーク接続が途切れてもレジューム実行可能(再起動可能オプションの指定)
・ファイル属性やアクセス権限を維持したままコピー(xcopyでも可)
・コピー速度の向上(マルチスレッド化)が可能
2. xcopyとrobocopyのコマンド例
xcopyの例:
xcopy C:\source D:\destination /E /I
robocopyの例:
robocopy C:\source D:\destination /E /Z /COPYALL /R:3 /W:10 /MT:8
3.まとめ
robocopyは、xcopyに比べて多機能で効率的にファイルやディレクトリのコピーができます。特に大量のファイルやディレクトリ構造のコピー、ネットワーク上での転送が安定して行えるため、企業環境やプロジェクトでの利用に向いています。また、ファイル属性やアクセス権限を維持したままコピーできるので、バックアップや移行時にも便利です。
xcopyも便利なコマンドですが、robocopyを使いこなすことでより効率的なファイル管理が可能になります。ぜひ、今回紹介したコマンド例を参考に、自分の状況に合わせてrobocopyを活用してみてください。
どうでもいいけどrobocopyのroboってロボットじゃなくてRobust(強固)だったのを調べて知った。恥ずかしい。
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