Servicenowの導入を成功させるキーポイントとしてよくOOTB(out-of-the-box)で使うことが重要と言われる。
ServiceNow自体はプラットフォームとしてアプリケーション開発基盤としても使えるわけだが、SaaSとしてベストプラクティスが組み込まれており、あまりカスタマイズをしてしまうと維持・メンテナンスが困難になるのと、もともとの機能に影響を与えてしまうことさえあるため、カスタマイズしないで使えるならそれに越したことはないだろう。
ServiceNowに限らず、パッケージ導入でカスタマイズ過剰になって失敗という話はもはや定説でもある。とはいえそうも行かないのが日本企業のあるあるではなかろうか。
カスタマイズするにせよOOTBで活用するにせよ、デフォルトのデータベース構造を理解することは非常に重要になってくるが、手引きがあまり見当たらない。
が、一方でテーブルの構造を見ればだいぶわかってくるところもあるので、まずは一覧で出力してみたい。
一応Docsにも下の様なページが用意されているようだが実際のインスタンスを見てみるとよくわからないテーブルがあったりする。
そこで本体から一覧を抽出してみたい。
なお、本稿ではCSMを有効にした状態でテーブルを抽出しているため、デフォルト状態とは異なる(が一覧の出し方は同じである)。
CSMを有効にするやり方はこちら
テーブルのリストは「sys_db_object」というテーブルに入っている。
フィルターナビゲータからであればSystem Definition -> Tablesで閲覧可能。(sys_db_object.listでももちろんOK)
フィルターナビゲータに対して「Nameのところにある文字列.list」で各テーブルをリスト閲覧できる。
困ったときはこの辺のデータを眺めればテーブル間の親子関係やCMDBの関係性がどこでどのように定義されているのか等、アプリケーションのRDBの作りを知る事ができる。
カスタマイズするにしてもデフォルトの機能で足りないところは何なのか?本当にデフォルトのカラムでは表現できる様にはなっていないのか?等々を十分検討してやっていかないと嵌るので非常に重要になる。
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