2021年6月4日金曜日

Excelの関数で自分の保存されているパス等を取得する方法

Excelを利用している人は、「自分が作成したファイルの保存されているパスやファイル名、またシート名を取得したい」ということがあるかもしれません。そこで、Excelの関数を使って簡単に取得する方法を紹介します。


1.ファイルの保存されているパスを抽出する方法

=LEFT(CELL("filename",A1),FIND("[",CELL("filename",A1))-1)


上記の式を入力することで、自分が作成したファイルの保存されているパスを抽出することができます。

この関数は、CELL関数を使用して、現在のシートが保存されているファイルのパスを取得し、LEFT関数を使用して、ファイル名とシート名を取り除いたファイルパスを抽出します。

自ファイルの場所を知ることで、別途VBAで新たなファイルを同じディレクトリに保存したりする時の情報として活用できます。

2.ファイル名だけ抽出する方法

=MID(CELL("filename",A1),FIND("[",CELL("filename",A1))+1,FIND("]",CELL("filename",A1))-FIND("[",CELL("filename",A1))-1)


上記の式を入力することで、自分が作成したファイル名だけを抽出することができます。

この関数は、CELL関数を使用して、現在のシートが保存されているファイルのパスを取得し、MID関数とFIND関数を使用して、ファイル名だけを抽出します。

ファイル名の取得は、ファイル名の命名規則で文書番号等をファイル名にしていてその値を文書内に表示させたりする時に使えます。

3.シート名だけ抽出する方法

=RIGHT(CELL("filename",A1),LEN(CELL("filename",A1))-FIND("]",CELL("filename",A1)))


上記の式を入力することで、自分が作成したファイル内のシート名だけを抽出することができます。

この関数は、CELL関数を使用して、現在のシートが保存されているファイルのパスを取得し、RIGHT関数とLEN関数とFIND関数を使用して、シート名だけを抽出します。

シート名を取得して、ページのタイトル的に表示したり、1シート目にこの関数をシート毎のA1セル参照で並べておいて、目次を作ったり、工夫すればリンク付き目次が半自動で作れたりします。


これらの式を使えば、Excelの関数だけで簡単に自ファイルのパスやファイル名等の情報を取得することができます。ぜひ、活用してみてください。

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